(仮)ガイドスレッド巻き改修工事
皆さんこんにちは!どうも僕です!
さて、今回はちょっと色々と立て込んでいまして(笑)
やっと書くとこが出来ました!
今回のお題はこれ!
『ガイドスレッド巻き直し作業』
について書いていこうと思います!
前回釣りに行った後
]
[http://zig-hiroking.hatenablog.com/entry/2016/08/19/1
メンテナンスをしていると、リールシート側から数えて1個目と2個目のガイドコーティングが割れて、2個目のガイドに至ってはグラグラッと外れそうな状態でしたので!
今回はガイドスレッド巻き直し方法を書いていきたいと思います!
ガイドスレッド巻き直し手順書
作業工程:全工程7日間
※コーティング回数により工程は変動します!今回はコーティングを2回の予定なので実動7日間に設定しました!
作業状況によって工程に変更がある場合がございます。
1.既存ガイドの取り外し
↓
2.ブランクスの清掃
↓
3.ガイド仮固定
↓
4.スレッド巻
↓
5.コーティング
↓
6.乾燥
↓
完了の手順で行います!
早速行きましょう!!
1.既存ガイドの取り外し
ガイドの付け根にヒビが入っているのがお分かり頂けるだろか?
これを取り外します!
このように軽くライターで炙り、ブランクスに熱を加えないようにしながらカッターでコーティングを剥がしていきます!
カーボンは熱に弱いので炙り過ぎは厳禁です!エポキシ樹脂を暖めて削るという作業です!当然カッターでブランクスを傷つけないように丁寧に削ぎ落とします!
2.ブランクスの清掃
削ぎ落としたエポキシ樹脂はブランクスに密着しているため、エポキシ薄め液で軽く拭き取ってください!
完了したのがこちらです!
黒い線が2個付いていますが、それは元々あったスレッドの幅です!
今回は既存ガイドのスレッドの巻きなおしなので、元々付いていたガイドを再利用します!
3.ガイドの仮固定
ガイドの取り付け位置は既存ガイドの位置に取り付けるので、後は方向だけ注意が必要です!
無垢のブランクスからロッドクラフトを行う場合は設置位置をしっかりマーキングしておきましょう!
大体、位置は決まってますが!ティップにいくにつれ細かいセッティングが必要になってきます!
ベントを描いたときにブランクスにラインが当たらない!とかそういった所ですね!
俺の場合は瞬間接着剤で仮固定を行います!
ホットグルーだったり、マスキングテープだったりと、それぞれやり方はありますが、俺はこれがやりやすかったのでこれにしました。
仮固定しましたら目視によるガイドの向きチェックを行います!
こんな感じ(笑)
4.スレッド巻
仮固定が終わったら、いよいよスレッド巻です!今回は既設同様に黒にピン巻で、シルバーを入れて装飾します!
既存は一周のピン巻きでしたが、今回はちょっと主張して3巻きです!
まずは黒を巻きます!
次にシルバーのピン巻きです!
それを2回繰り返してからガイドに巻いていきます!
はい!完了がこれです!
スレッドは基本的に密巻を心がけてください!
5.エポキシコーティング
スレッドが巻き終わると仕上げに入ります!
実はこれがセンスのいる作業なんです!
使用するのがこれ!釣具屋に2000円でお釣りが来るぐらいの値段で売っているエポキシコーティング剤です!
これを50:50で混ぜます!
これにはスポイトが付いてますのできっちり50:50で取り分けましょう!
そしてここからが大切!
A剤、B剤を混ぜますが!ゆっくり気泡が入らないようにしっかり3分ぐらい混ぜます!
しかしどうしても入ってしまいますので、ライターで炙ったり、俺なんかは薄め液を入れて粘度を一度落として1分ぐらい待ちます!
気泡が完全に抜けたのがこちらです!
さぁ!コーティング開始です!
こんな機械に設置します!
これはゆっくり回転してくれる機械で、塗布したエポキシコーティング剤は硬化までに4~6時間掛かるので、ゆっくり回転させないとコーティング剤が下に溜まり均等にコーティング出来ません!
ちょっとしたものならいいのですが、ガイドのスレッドコーティングなんで、仕上がりが重要です!
ロッドクラフトをやりたい人は必需品です!
大体4000円位だと記憶しております(笑)
自分で調べてね(笑)
まずは、薄め液を一度スレッドに塗布します!これはスレッドにしっかり染み込ませるために行います!
※これはやる人とやらない人がいます!
そうしたらエポキシコーティング剤を塗布します!
エポキシコーティングは一度で大量に塗布せず、薄く重ね塗りを行うと綺麗に仕上がると思います!
俺の場合は2回位かな(笑)
1回目のコーティングが終わりましたら、回転させながら6時間位放置です!
硬化したのがこちらです!
少々凸凹があるのでならしていきます!
ペーパーを当てると表面が白くなりますが、エポキシコーティングを塗ると完全に透明になりますのでご安心ください!
※しかしペーパーを当て過ぎると、スレッドに傷が入ってしまって白くなってしまう場合があります!ペーパーの当て過ぎには注意しましょう!!
ペーパーで表面処理が終わったら2回目のコーティングを行います!
2回目も1回目同様に回転機に設置し薄く塗布します!
納得がいかない!もう少しコーティングに厚みが欲しい!場合にはこの作業を繰り返します!!
これが2回目のコーティング後です!
ピン巻きの所のコーティングが薄いですね!
3回目決定です!
正直、釣りをするのならこれで十分なんですけどね(笑)
さて、3回目の塗装が終わりましたら、乾燥期間に入ります!
夏場ですと、3~4日間ぐらいを目安に乾燥させます!
まぁ、ただ部屋に放置しておくだけですけどね(笑)
さて、おさらいしておきましょう!
手順書
項目1~5(1回目)・・・1日
項目6・・・1日
項目5~6(2回目)・・・1日
項目5~6(3回目)・・・1日
項目6(養生期間)・・・3~4日
全工程7~8日で完了ですね!
今回は9月1日に真鯛に行く予定なので、本乾燥期間3日間でいきます!
余談だけど、これをね業者に頼むとすると、大体一本足のガイドの交換で、一カ所1800~2500円ぐらいかな!?
工賃だけね!ガイドは含まれてないことが多い!
しかも、場所によっては、ガイド取り外し賃とか、スレッド2色までならこの値段で、1色追加ごとに+500円とか!まぁ、何かに付けて賃が掛かるわけ!でも、間違いなく綺麗だけどね(笑)
お金をかけてやるか!チャレンジしてみるか!!でも、自分でやるにもイニシャルコストで多分その値段超えちゃうんだけど(爆)
ロッドクラフトに興味がある方は先ずはガイドのスレッド巻き直しからやってみるといいと思います!
はい!これで完成ですね!
ここから、木曜日まで養生期間に入ります!
ピン巻きのシルバーがラメっぽくなるように捻りながらやったんですが・・・・・
あんま格好良くないかも・・・・・
まぁ今回はいいや(笑)
気が向いたら直そう!!
位のノリです(笑)
是非、皆さんもやってみて!オリジナル完成満載ですよ!
施工事例
前にバスで使っていたテムジンガゼルのティップが折れてしまい直すなら!ということで
バットからティップまでの全長は変えずにソリッドティップ、スパイラルガイドに仕上げてみました!エンドを伸ばしてベイトテンヤ仕様ロッドです!
バット部分には補強のためなんちゃってスパイラルX(笑)
カーボンブレードホースを装備!エポキシコーティングにより綺麗に仕上げております!
カーボンブレードホースの鎧を纏うことにより肉厚になるので、自重は増えるものの、負荷時の潰れを抑制することが可能に!
なったはず・・・・・
ここが、ソリッドティップとの接続点!
正直デジーノのような加工は出来ないためこんな感じに(笑)
夏休みの工作みたいですね!
もう少し技術を磨かなきゃならんですね!
今日はここまでにしておきます!
ご興味があればどうぞ(笑)
釣りをする全てのアングラーに何か一つ素敵な出会いがありますように!